2018年8月17日(金)13:00~14:30、幕別町百年記念ホールにて、幕別町青少年公開講座
「小学生ものづくり体験教室(サイテクアド)を、佐々木教授と村口准教授が実施してきました。夏休みも終了間近という時期でしたが、54名と言う多くの小学生が参加してくれたそうです。
担当の佐々木教授から、当日の様子について報告致します。
今回のテーマは、「世界に一つしかないイライラ棒を作って遊んでみよう!」です。ちょっとした電子部品と小型コンピュータ・チップ、そして身の回りにあるような針金・クリップなどを使って「イライラ棒」という電気を利用したゲームを作って、遊んでもらいました。ちなみに、このイライラ棒のハードウェアおよびソフトウェアは、学科オリジナルのものです。
イライラ棒本体となる回路基板およびプログラムは、学科で作製したものを当日、会場に持ち込みましたが、針金で作る迷路は参加者のアイデア次第で簡単にも難しくもなるという代物。最初は単純な迷路で遊んでいた参加者も、時間が経つにつれて、それぞれの個性を生かした独創的な迷路へと変貌していき、自分が作った自慢の迷路を周りの友達やスタッフに挑戦してもらおうと呼び掛ける声も、あちこちで飛び交っていました。
後半は、これまた学科オリジナルで作製した大型のイライラ棒(180cm×90cm)で遊んでもらいました。こちらは効果音あり、フラッシュ光ありの演出効果を盛り込んだもの。初級コース、中級コース、上級コース、達人コースの4つのコースを用意しましたが、果敢に達人コースに挑戦する参加者が続出。あっという間に予定の時間が過ぎてしまいました。
今回、幕別町教育委員会の皆さま方、そして、幕別町百年記念ホールのスタッフの皆さま方には大変お世話になりました。ありがとうございました。
最後に、この体験教室のために準備したイライラ棒は、簡単なものではありますが、電気・電子回路、コンピュータ、電子部品(デバイス)、プログラミングなど、電気電子工学科が扱う様々な分野の技術にちょっとしたアイデアを組み合わせて実現したものです。
そんな、様々な可能性を秘めた電気電子工学技術に、今回参加してくれた小学生が興味を持ってくれればと思います。 (文・写真/佐々木 正巳 教授,村口 正和 准教授)
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