電気電子工学科では、在学生の資格取得に対して色々な支援を実施しています。
その一つが国家資格である電気工事士の資格取得支援です。
電気工事士は、建物内の電気工事をする際、その工事の内容によっては必要となる国家資格です。
電気工事士には第一種と第二種があり、いずれも筆記試験と技能試験があります。第一種は年1回、第二種は年2回、受験機会があります。
電気電子工学科では、電気設備系の企業に就職する学生もいることから、筆記試験に合格した学生を対象とした技能試験対策講座(技能講習)を毎年、実施しています。
技能講習は、筆記試験終了後、自己採点で合格ラインを超えた受験者に対し、約一月半を掛けて放課後を使って実施しています。
この前期には、第二種電気工事士上期技能試験に向けた技能講習を32名の学生が受講し、31名が合格・国家資格を取得しました。
例年、技能試験の合格率は80%を上回るくらい(全国平均は70%前後)ですが、この前期の合格率は、これまでにない高い合格率となりました。
そして後期には、第一種電気工事士と第二種電気工事士下期技能試験に向けた技能講習が実施され、1年生から4年生までの希望者29名(第一種6名、第二種23名)が受講しました。
技能講習では、その日に行う配線作業問題について学生個々が予習をし、受講当日に実際に配線作業を行い、配線作業を終えた後は教員のチェック・アドバイスを受けることで、経験を重ね、技能を磨いていきます。
なお、配線作業の練習に必要な工具や材料(ケーブルや配線器具など)はすべて、学科から提供されています。また、今回は卒業研究の一環として試行的に制作された配線作業の解説動画も提供されました。
そして、第一種電気工事士技能試験は12月12日(日)、第二種電気工事士下期技能試験は12月19日(日)に実施されました。
今回も全国平均以上の合格率の達成が期待されますが、同時に、個々の学生が自分の将来の進路を考える上での貴重な体験にもなっていることを祈っています。
(※ これは本学NEWS TOPICSの記事を参考にしました。)
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