2023年2月10日(金)~12日(日)に、札幌駅前地下歩行空間(チ・カ・ホ) 北3条交差点広場(西)で開催された「NoMaps ローカル・クリエイターズ・エキシビション6」に夢プロジェクトe² club×電気電子工学科とメディアデザイン学科の学生作品が、北方地域社会研究所(RINC)の協力により展示されました。
夢プロジェクトe² club×電気電子工学科では、Installation Art 作品「きらめく雪の結晶(The Sparkling Snow Crystal)」を展示しました。これは、人感センサとRGB full-color LED、小型コンピュータを組み込んだ電子基板を768枚(16枚×48列)組み合わせて構成した雪の結晶をモチーフとした六角形の展示作品で、その展示作品の前を人が動くと、その動きに合わせて光るInstallation Art作品です。
この展示作品に使われた768枚の電子基板は、これまでオープンキャンパスに参加してくれた高校生やHUSウィンターワークショップDAY(2022年12月17日開催)に参加してくれた地域の子供たちや大人の方々に制作して頂いたものです。これにより、多くの方々の繋がりをきらめく光のオブジェとして表現する作品になっています。
電子基板の前に手をかざして光が点滅するのを確かめる大人の方や、六角形の作品の周りをぐるぐると走り回って光が追いかけてくる様を見てはしゃぐ子供たち、そして本学で12/17(土)に開催したHUSウィンターワークショップDAYに参加した時に自分が制作した電子基板を探す親子連れなど、多くの方々に見て頂くことができました。
このInstallation Art作品は、2020年度は256枚、2021年度は512枚、2022年度は768枚と毎年256枚ずつ電子基板が増えていることから、2023年度は1k(1024枚)の作品にしたいと、いまから参加学生は次年度の活動に意欲を燃やしています。
メディアデザイン学科からは、1年前期に開講されている「ベーシックデザインⅠ」の授業の中で、「旅・北海道」をテーマに各学生が様々な解釈で表現したイラストレーション作品が展示されました。
北海道の自然(今回はラベンダー)を撮りに旅をしていたカメラマンが、偶然女の子とカメラ越しで目が合い、こちらに向かって笑顔で返してくれたところを撮影した写真を描いた「ずるいよ、」をはじめとして、「折々」、「思い出づくり」、「北海道旅行するヒグマ」、「至福」、「色ある自然」、「生存の旅」、「旅路の出会い」、「北海道遊歩」、「いつでも北海道へ」、「小樽の夜景」、「時計台の旅」、「サミット」、「シャッターチャンス」とタイトルされた14作品が、それぞれの個性あふれる感性で描かれていました。
思わず近寄ってキラキラな眼差しを向けて見入っているお子さんや、それぞれの作品をカメラに収めていく外国人観光客の方、あれがいいこれがいいと意見を交わしあっていた若い男女など、多くの方々に関心を寄せて頂くことができました。
今回の展示を通して、工学の学びと芸術が融合した本学の「ものつくり」を広くアピールできたのではないでしょうか。
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