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2023/3/6(月)と3/9(木)に本学において【北海道科学大学高等学校】高大連携教育が実施されました。

2023/3/6(月)と3/9(木)に本学において【北海道科学大学高等学校】高大連携教育が実施されました。


12学科がそれぞれのテーマで連携教育を実施した中で、電気電子工学科では佐々木教授が「VRやロボットの中で利用されている技術を体験してみよう!」をテーマにしてF314実験室(電気電子工学第2実験室)で行いました。参加してくれた生徒さんは、3/6(月)は31名、3/9(木)は34名でした。



 この連携教育では、最初にVRによる360度視野のVR画像を堪能できるようにするためにはVRゴーグルを装着している人物の頭の視線方向を検出するセンサーが必要であることや、二足歩行ロボットを直立させるためにもロボットの姿勢を検出するセンサーと、その情報をもとにロボットの直立姿勢を保つためのアクチュエーター(サーボ・モーター)が必要であることを説明しました。


 そして、それを実現するための基本要素である三軸加速度センサーとサーボ・モータを組み合わせた簡単な実験を生徒さんにしてもらいました。


 まず、小型コンピュータArduino UNOを使って、サーボ・モーターの回転角度を制御するためのPWM信号(20msec周期のパルス信号、On Time時間0.5~2.4msecで-90~+90度に対応)を発生させる部分のプログラムをArduino IDEに入力してもらいました(microDelay関数はオリジナル関数)。


 プログラムの入力後、まずはオシロスコープで変数setTimeの設定値通りのパルス信号がArduino UNOのデジタル出力端子から出力されることをオシロスコープを使って観てもらいました。さらに変数setTimeの値を変えることで実際のパルス信号のOn Time時間も変化することを確かめてもらいました。





 そして、オシロスコープで観測してもらったパルス信号をサーボ・モータ―に入力することで、サーボ・モータ―の回転角度が変化することを体験してもらいました。


 実際にサーボ・モーターがギュ~ンと回転するのを見て、思わず歓声を上げた生徒さんもいました。


 最後に、三軸加速度センサーとサーボ・モーターを組み合わせた簡単なカメラのジンバル(スタビライザー)を模したデモ・プログラムを実行して動かしてもらいました(動作は遅いですが・・・)。


 今回の連携教育を受講してくれた生徒さんには、VRやロボットに利用されている基礎的な電気電子工学技術について、実際の体験を通して知ってもらうことができたのではと思います。





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