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電気工事士技能試験対策講座の中で産学連携を行いました。

 電気電子工学科では、国家資格の一つである第一種および第二種電気工事士の資格取得に対する支援を充実させています。これは、電気電子工学科を卒業した学生の中には、電気設備工事業界の施工管理職に就く学生も多く、就職先の企業でも電気工事士の資格取得を推奨していることが要因の一つになっています。

そこで、本学学生への資格取得のための支援はもちろんのこと、本学卒業生が活躍している企業や大学周辺の地域に根差している企業への貢献も視野に入れて、技能試験対策講座を通した産学連携を2019年度から行っています。



 具体的には、学科で行っている技能試験対策講座を関連する業界・企業に公開し、その中で電気設備業界について紹介して頂くことはもちろんのこと、企業の方から資格取得の重要性や卒業生の活躍の様子などを講座を受講している学生に説明して頂いています。これによって、学生には取得を目指している資格が実際の社会で役立っていることを実感でき、資格取得へのモチベーションの向上に繋がることを期待しています。一方、企業にとっても業務の一端を早い時期(受講学生は2年生が主体)に学生に知ってもらえる良い機会となっており、この産学連携をきっかけとして、その後のインターンシップへの参加につながった事例もあります。

 技能試験は、配線図で与えられた問題を、受験者が試験会場に持参した作業用工具を使って、問題の中で示される施工条件と支給される材料で一定時間内に完成させる方法で行われます。そこで、講座では予め受講学生に配線作業のイメージトレーニングをしてきてもらい、講座の当日には、そのイメージトレーニング通りに配線作業ができるように技能を磨いてもらっています。



 受講学生の配線終了後、通常であれば学科の担当教員が欠陥の有無をチェックしたり、出来具合によってはアドバイスをすることで受講学生の技能向上を図っていますが、産学連携時には企業で技術指導をしている方や卒業生からもポイントとなる事項やアドバイスを頂くことができ、より有意義な講座にすることができています。

第一種電気工事士の技能試験は12/10(日)、第二種電気工事士の下期技能試験は12/24(日)に行われました。一人でも多くの学生が合格を勝ち取り、自分の将来の礎の一つとなってくれることを祈っています。



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