2025年4月から新しく電気電子工学科に着任された山口哲准教授が学科の1年生と2年生に向けてご経験に基づく半導体に関する講演をされました。
- 管理人
- 7 日前
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2025年4月から新しく電気電子工学科に山口哲准教授が着任されました。
山口准教授は、本学に着任される前に半導体工場でエンジニアとして活躍されていたご経験があることから、いま、北海道で話題となっている半導体について、山口准教授ご自身のご経験を交えた講演を、学科の1年生と2年生にして頂きました。
講演の中では、普段、何気なく利用している半導体デバイスの一つであるフラッシュメモリの構造や、半導体製品ができるまでの工程、そして半導体製品の製造にはプロセスエンジニアやインテグレーションエンジニアなど様々なエンジニアが関わっていることが紹介されました。
この講演終了後、聴講していた学生から感想を寄せて頂いたところ、下記のようなものがありました。
1年生の感想の一例
・電気電子工学科に入学したものの正直半導体のことはよくわかっていなかったので、これから働くかもしれない世界の話を聞けてとてもためになりました。将来の形が少し見えた気がします。
・半導体ができるまでにたくさんの会社が関わり、仕事が細分化されていることに驚いた。
・半導体には以前から興味を持っており普段より一層真剣に授業に取り組むことができた。半導体が目に見えないくらい小さいことは知っていたが、埃が乗ってしまうだけで機能を失ってしまうくらい精密だとは思っていなかった。
・半導体製品のおおまかな工程を知ることができたので、つぎは半導体の種類によってどの工程でどのような違いを作っているのかを知りたい。
2年生の感想の一例
・これまでに、ラピダスの半導体計画についての講演を聞いたことがありますが、今回のように、半導体工場での経験を有していると分かっており、半導体そのものについての説明はなかなか聞いたことのないもので新鮮でした。実際に経験のある人からの話を聞くことができる機会はとても貴重なものだと実感しています。
・僕は電子機器について興味があったのでとてもためになる話でした。特に、半導体から様々な製品が作られることが気になりました。また、半導体製品もいろんな過程から作られることがわかりました。自分でもこれから電子機器について学んでいき、将来に役立てていきたいと思いました。将来のことについても考えられてとてもよかったです。
・元々半導体について興味はあったのですが、今回の講義で半導体製品がどのような過程で出来ているのか、半導体工場ではどのような職種があるのかなど、初めて知ったことが多くさらに半導体に興味を持てました。
このように、半導体に対する興味が深まったり、さらに多くのことを「知りたい」という欲求が生まれたり、自分の将来を考える上での一助となったりと、それぞれの学生にとって良い刺激になったことが感じ取れました。
電気電子工学科は、その前身である北海道工業大学電気工学科の創設期から半導体や量子物性に関する教育・研究に継続的に取り組んでいる歴史のある学科です。そのような学科に、新しく山口准教授をお迎えすることができたことで、ますます半導体に関する教育や研究が充実していくことが期待されます。
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